休日になるとロードバイクで走る姿をよく見かけるようになりました。
スポーツジムも増加して、男性も女性もロードバイクで走る姿を見ると日本の健康志向の高まりを感じます。
そのロードバイクですが、ハイエンドモデルのほとんどは海外のブランドで製造は台湾が多いのが現状です。
ロードバイクやパーツを購入する際、自宅から近い自転車やさんで購入する方が多いと思いますが、最近ではロードバイクの海外通販サイトが人気上昇中です。
その理由は、日本のショップに比べてかなり安く、定価の50%OFFでロードバイクの完成車が購入できる事も珍しいことではありません。
そんな海外通販サイトが気になっている方も多いと思いますが
「価格は安いけど輸入関税がかかるのでは?」
「消費税はいくらかかるの?」
など、はじめて海外通販で購入する時には、輸入税としていくら払わなければならないか不安ですよね。
この記事では、関税と消費税について初めての方にもわかりやすく解説します。
目次
ロードバイクを海外通販するメリット、デメリット
海外通販のメリット・デメリットをみてみましょう
海外通販のメリット
- 海外から購入する最大のメリットは価格です。
日本のショップが輸入した場合には、ショップの儲けが乗せられて販売されますので、その分安く購入できるのは最大のメリットです。
日本のショップで購入する場合の割引率はブランドにもよりますが10~15%ほどが多いと思います。
これが、海外通販サイトだと50%オフで普通に買えたりします。
日本のショップどんだけ儲けてるの?海外サイトをはじめて知った時には驚きましたし、損した気分になりました。
例えば、wheelright(ホイールライト)というショップですが、50%オフの完成車がゴロゴロあります。
海外通販のデメリット
- 商品に問題があった場合は海外なので返送が面倒
- 自分で簡単な組み付けなどしなければならないこともある
海外からの通販では、関税がかかる場合があります、商品にもよりますが、自転車本体は無税です。詳しくは後ほど解説します。
車体購入の場合は、基本的には、タイヤ、シートポストなどは、自分で組み付けないといけない場合が多いです。
日本のショップで購入する場合は、そのまま乗って帰れる状態ですが、通販では、タイヤなど外して配送されますので自分で取り付けなければなりません。
ただ、車体の場合、組み付け点検整備後、ホイールもバランス調整後に配送されますので深刻な問題ではないです。
違った商品が届いた場合、海外なので返送するのが手間です。
しかし最近では、海外通販会社も日本語サイトが充実しているところが多く、メールでのやり取りも日本語ですので、スムーズに進みます。
返品の送料なども、通販ショップが負担してくれる事の方が多いですので購入前に確認しておきましょう。
自転車の海外通販で支払う代金
実際に海外の自転車通販を行った場合、どのような支払い代金が発生するのでしょうか?
大きく分けると以下の3つになります。
ショップへ支払う購入代金
通販ショップに商品の購入代金+配送代金を払います。
配送代金も、数千円以上購入で送料無料というショップも多いです。
日本の税関へ支払う関税
海外からの通販は、個人輸入となりますので、購入者が日本の税関に対して支払います。
ただし、嬉しい事に自転車及びパーツは無税です。
こちらが参考資料ですが、HSコード8712.00に該当します。
ただし、ウェアには、10%ほどの関税がかかりますので注意してください。
ウェアを購入して合計金額が16666円を超えた場合10%の関税がかかります。
16666円という細かい数字の原因は?
個人輸入に関しての免税ルールによるもの。
- 課税対象額:関税は購入金額の60%に対して税金がかけられる
- 課税対象額が10,000円未満の場合関税はかからない
- (課税対象額)12000円=(購入金額)20000円 × 0.6
- (関税)1200円=(課税対象額)12000円 × (ウェアの関税率)0.1
日本の税関へ支払う消費税
消費税も個人輸入に関しての免税ルールがあります。
- 課税対象額:消費税は購入金額の60%に対して税金がかけられる
- 課税対象額が10,000円未満の場合消費税はかからない
購入代金の60%が、10000円を超えると消費税10%がかかります。
※16666円x0.6=9999.6円
送料を含めた支払代金が16666円以下ならば、消費税はかかりません
- (消費税)12000円=(購入代金)200000円×0.6×(消費税率)0.1
- 自転車本体の関税は無税ですのでロードバイク購入の際には12000円の消費税のみの支払いとなります。
- ウェアは関税10%がかかりますのでまず関税から計算します。
- (関税)1200円=(購入代金)20000円 × 0.6 × (関税率)0.1
- (消費税)1200円=(購入代金)20000円 × 0.6 × (消費税率)0.1
- 関税に対しても消費税はかかります 120円=(関税)1200円x(消費税率) 0.1
- 2万円のウェアを購入の場合には、輸入税合計2520円の支払いとなります。
関税と消費税の支払い方
関税と消費税が発生した場合は、配送業者が日本税関に立て替えておいてくれます。
そのあと、自宅へ配達された時に配送業者へ現金で支払います。
この時の名目はなぜか「代引手数料」になってます。
また、配送業者によっては通関手数料を数百円ほど請求されます。
ヤマト運輸はゼロ円で、国際郵便だと200円ほどです。
自転車海外通販の輸入税まとめ
海外通販の際に気になる関税、消費税について記してみました。
- 自転車は、ほぼ海外製なので海外で買う方が安い
- 日本のショップの販売価格には、ショップの儲けが入ってる
- デメリットも考えて購入する
- 自転車の本体、パーツの関税は、無税
- 16666円以下の支払い代金であれば消費税も無税
自転車の関税は無税ですので海外通販の人気が高まってくると思います。
ロードバイクの国内外の価格差が酷すぎですので。
海外通販をしようか迷っている方も、サポートも確りしている日本語サイトの有るショップで購入してみてはどうでしょう?