普段の生活も順風満帆でいくのが一番良いのですが、そううまくはいきませんよね。
仕事で上司から理不尽なことを言われたり、近所付き合いの人間関係だとか、思い出したくもないイライラって誰しもありますよね。
そういった事柄は血圧の上昇を招く大きな原因となっています。
そんな自分自身のイライラ等、心身の不調は、自律神経によるもので自分の意志ではコントロールできません。
それを理解したうえで、「なぜ急に血圧は上がるのが?」「すぐに下げる方法」を見ていきたいと思います。
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急に血圧が上がる原因
急に血圧が上がる原因は、ほとんどの場合ストレスや感情の興奮により交感神経が必要以上に活発化してしまうことが原因です。
交感神経は、運動をしているときなどに働く神経で、「闘争と逃走の神経」と呼ばれています。
相手と向かい合って戦う場面などでは、体は緊張して心拍数も上がり、同時に血圧も上昇します。
相手から本気で逃げる場合も、同じように興奮状態となります。
怒りや悲しみなどのその時々の感情で、交感神経が活発になるだけなら、自覚もできますし、時間が経てば治まります。
しかし、「自律神経失調症」の場合、心身の調子や状態と関係のないタイミングでスイッチが切り替わってしまうこともありますので注意が必要です。
普段問題なく生活している人でも、ストレスや疲れなどがきっかけになり起きてしまうことがあります。
特に普段から高血圧の方にとっては、さらなる血圧の急上昇はとても危険です。
ひどくなれば、脳出血やくも膜下出血など引き起こす恐れもありますので、急な血圧上昇でも不安にならずに実践できる内容の具体的な方法を紹介したいと思います。
早急に血圧を下げる方法
深呼吸
一番手軽で効果的なのが深呼吸です。
物事に集中している場合、どんどん交感神経が活発になって血圧をあげています。
この場合、大きく深呼吸を数分間するだけで、心と体の緊張を解きほぐすことが出来ます。
リラックス状態になるとともに血圧も徐々に下がっていきます。
普段の血圧測定の時にも実感できます。
横になる
ベッドやソファーに横になる。
簡単なことですが、横になる場所があれば少しの間休む事はとても効果的です。
人は、一番大切な脳への血液供給を最優先して血圧を調整しています。
横になることにより、心臓、脳が一定の高さになり血圧を上げなくても脳に血液を行き渡らせることが出来ます。
このために横になることで血圧が自然に下がってきます。
また横になるいうことは、人が一番リラックスできる姿勢です。
心が落ちつき、自律神経の興奮を抑えることが出来ます。
足を暖める
冬場など寒い時期に効果があります。
ご存知のように冷えは血管を収縮させて血圧を上昇させてしまう原因となります。
寒い屋外で厚着をしていても足の先は冷え切っていますよね?
そんな時には、血圧は上昇しています。
出来れば、「足湯」なんかが出来れば効果は抜群です。
もっとお手軽なおすすめは、「靴下用のカイロ」です。
かなり暖かさを実感できます。
仕事がデスクワークの人は、「足元あんか」がおすすめです。
東洋医学では「頭寒足熱」が健康に良しとされています。
歩く
運動することにより、体温が上昇し血管を拡張させ、これにより血圧を下げる効果があります。
特に歩くという運動は、足の筋肉を使うことで、重力により血液がたまりやすい足先より、血液を心臓に送り返す効果が見込まれます。
長時間歩く必要はなく、15分程度でも十分効果はみられると思います。
やってはいけない注意点
お風呂
お風呂は、湯船につかって体を温めることにより血圧を下げる効果があります。
しかし、寒い時期の湯船につかる前、そして熱いお湯に当たる場面では血圧を上げてしまいます。
上下の動きが激しくなりますので、「急に血圧が上がっている」場面では、危険を伴います。
飲酒
飲酒も、酔いが回っている状態では血圧は下がりますが、一時的なものです。
容態が悪化することも考えられますので、どうしても血圧を下げたい場面で、「飲酒」を選択するのはやめましょう。
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おわりに
わたしもそうなのですが、血圧が急に上がるときはあります。
そんな時に、血圧を下げる方法をいくつか知識として持っているだけで安心感があると思います。
普段から、「こうすれば血圧は下がる」というのを試しておくことをおすすめします。