入院するときの準備リスト!あると便利なものも入院経験から解説します

病気や手術、出産など、はじめての入院となると本人も家族も何を準備すればよいのか、またお金はどのくらい必要なのか誰しも不安になります。

とくに緊急で手術や入院をする場合は慌ててしましますよね。

病院は旅行で訪れるホテルなどとは違い日用品など自分で準備しなければなりません。

今回は、入院するにあたって必要なものやあると便利なもの、入院費用の支払いについて経験をもとに解説していきたいと思います。

入院で必要なもの

手術や入院するにあたり書類の提出など手続きをしなければなりません。
その際に必要なものです。

入院の手続きで必要な物

・診察券
入院や診察してもらうにはその病院の診察券は必要です。

・健康保険証
本人確認も含め公的医療保険を使うには必ず必要なものです。

・印鑑
手術や入院の手続きを行う場合、誓約書、同意書、申請書などへ捺印が必要です。
認印で良いので準備しましょう。

・各種証明書をお持ちの場合
入院費の高額医療費制度を使う場合、「限度額適用認定証」または「限度額適用・標準負担額減額認定証」をお持ちの方は提示します。
お持ちでない方は、加入する保険(市町村または全国健康保険協会)に申請をします。

入院で必要な日用品

入院中は生活に必要な備品もすべて自分でそろえなければなりません。
まずは最低限必要なものをリストアップしてみました。

・タオルとバスタオル
フェイスタオルは多め(3~4枚)準備しましょう。

・下着
パンツやシャツなども3枚程度は準備しましょう。

・パジャマ
入院の場合毎日の診察がありますのでパジャマを自分で準備する場合、前開きで上下分かれている楽なものを選択しましょう。
短期入院であれば病院でのレンタル病衣もありますので料金など確認してみましょう。

・カーディガンや大判ストールなど
寒い時期には部屋から出るときにサッと羽織れるものがあるととても便利です。

・室内用の履物
病院内を移動するためにスリッパなど脱ぎ履きしやすいものを準備。

・歯ブラシと歯磨き粉とコップ
歯磨きも自分で準備します
うがい用のコップは割れにくいプラスチック製のものを選びましょう

・お風呂セット
ボディソープやシャンプー、体を洗うナイロンタオルなどを準備。

・整髪用のブラシやドライヤー
入院中でも必要最低限の身だしなみのために必要なものを準備。

・洗面用具
洗顔フォームや男性は髭剃りなどを準備。

・手鏡
入院中は鏡の有る場所まで行くのが億劫な場合もあります。
手鏡があると便利です。

・ティッシュペーパー
箱のティッシュとウェットティッシュも有れば便利です。

・飲料用のコップとスプーンやフォーク
食事の際には病院食とともに用意されますが、売店で購入したものをで食べるときなどに便利ですので準備しておくと良いです。

・小銭
テレビカードの購入や売店での購入などに使う最低限のお金を準備しましょう。

・スマホや携帯電話と充電器
メールやLINEなど家族や友人と連絡が取りやすいですのでスマホお持ちの方は持って行った方が良いです。
最近はスマホ持ち込みOKの病院も多いですが病室内での通話は使用禁止です。
通話は決められた場所でしましょう。

・ビニール袋
コンビニの袋やレジ袋などがあるとゴミをまとめたり、使用済の下着などまとめるのに便利です。

入院中あると便利なもの

日用品など入院中に必要なものは病院内の売店で結構揃いますのでうまく利用しましょう。

・マスク
病院には色々な病気の患者さんがおられますのでマスクすることをおすすめします。

・ラジオ
長期の入院ですとテレビカードの金額も嵩みますので無料のラジオは便利。
夜間でもイヤホンを付けて利用できる携帯用ラジオはおすすめです。

・イヤホン
テレビやラジオなど使用する場合は必要です。売店でも売っています。
※個室の場合は無くても良いです。

・テレビ欄のある雑誌
テレビを利用する方は、「ザ・テレビジョン」など1か月分のテレビ欄が載っている雑誌は便利です。
病院の売店でも売っています。

・ハンガー
タオルや衣類をかけておくのに便利です

・耳栓
就寝時など周りの音が気になる場合は便利です

・雑誌や漫画など好きな本
入院中は時間を持て余しますので本があると暇つぶしになります。

・リップクリーム、のど飴、目薬
空調完備なだけに特に冬場の病院内は乾燥していますので対策が必要です。

・タブレットやノートパソコン
入院中は空き時間が多いので有ると便利です。
使用可能かどうか病院へ確認しましょう。

・延長コード&タップ
電源が必要な機器を持ち込む場合、部屋に1つのコンセントしか無い場合に必要です。

・ポケットWIFI
病院にはフリーWIFIがほとんどの病院で使えません。必要な場合は自分で準備するしかありません。
今は短期レンタルも充実していますので便利ですよ。

お金はどのくらい必要?お金の準備

手術や入院した場合どのくらい?どのタイミングで?お金が必要なのか紹介します。

入院に際して病院に支払うお金としては、「入院時」、「毎月の清算日」、「退院時」の三回となります。

入院保証金

多くの病院では「入院保証金」という名目で5万円から10万円を預かります。

一般的に入院保証金は、退院時に支払う医療費に充てられます。

毎月の精算

入院中の医療費は、月単位での精算となります。
月末の締めで支払いは翌月10日という場合が多いです。

請求されるのは、手術費用、検査費用、診察費用、などの医療費と差額ベッド代、レンタル代(病衣やタオルなど)、食費などの医療費以外の経費が請求されます。

退院時の精算

「入院費」-「保証金」=退院時の精算

入院中に必要な手持ちのお金

入院中のベッドには、鍵の付いた簡易金庫が備え付けられていますが、あまり大金を持っているのは安心できません。

必要最低限のお金を持っていたいものです。

必要なものとしては、部屋で使用するものとしてテレビカードや冷蔵庫、売店で購入する飲み物、新聞、あとは洗濯機&乾燥機といったところです。

1000円札や小銭を最低限準備しましょう。

保険の請求や証明書の請求について

入院保険に入っている方は、診断書などを準備する必要があります。

また、医療費が高額になりそうなときには自己負担限度額を超えた額が払い戻される「高額医療費制度」がありますので負担を軽減できます。

入院給付金を請求する場合の手続きは?

1:保険会社へ連絡

まずは保険会社へ連絡する!

保険会社へ連絡して保険金申請用の書類を送ってもらう

・氏名
・入院日
・証券番号

などを伝えましょう。

連絡する際に「病名・手術名・入院日・手術日・退院予定日」などわかっている情報を伝えましょう。

必要であれば、病院で診断書(保険会社指定のもの)を作成してもらう

保険会社によりますが、退院時に病院からもらえる「入院証明書」だけで良い場合や診断書が必要なケースなど保険会社によっていろいろですので問い合わせましょう。
診断書も保険会社指定の場合も多いですので保険会社より送付された指定のものを病院窓口へ提出しましょう。

病院で診断書を書いてもらう場合、2週間前後かかるケースが多いようです。

診断書の作成費用について

診断書を作成してもらう場合には料金がかかります。
診断書作成料金は全国一律で決まっているものではなく病院により様々ですが、
各病院様式による簡単な診断書ですとおよそ2000円前後、保険会社指定の診断書ですとおよそ5000円ほどという金額が一般的です。

診断書の発行料金は医療保険の対象にはならず自費扱いとなりますので注意しましょう。

3:保険金申請用書類と診断書を保険会社へ送付。

入院給付金の支払いは「書類が保険会社へ到着後5営業日以内の振込」という保険会社が多いです。

支払いのタイミングも事前に保険会社に問い合わせると安心ですね。

4:被保険者へ入院給付金や手術給付金が銀行口座へ入金される。

高額医療費制度を使う場合の手続きは?

医療費の家計負担が重くならないように「高額医療費制度」があります。

これは、医療機関や薬局で支払う医療費が1か月で上限額を超えた場合に、超えた分が支給されます。

上限額は、年齢や所得に応じて決められています。

高額医療費制度の詳細はこちら

入院したら早めに高額医療費制度が受けられる「限度額適用認定証」を申請しましょう。

「限度額適用認定証」の貰い方

国民健康保険

お住いの市町村の国民健康保険の窓口へ申請しましょう

協会けんぽ

健康保険証に「全国健康保険協会」(協会けんぽ)と記されている場合は、各都道府県の支部へ申請します。

協会けんぽを見る

組合保険

健康保険証に「~健康保険組合」と、企業や事業単位の健康保険組合となっている場合は、組合ごとに申請書が異なりますので、各健康保険組合へ問い合わせましょう。

まとめ

はじめての入院はとても不安で心配になるものです。前もって何を準備すればよいのか理解しておくだけでかなり不安も軽減されると思います。病院からの準備品資料もあると思いますので合わせて確認してみましょう。

少しでも不安ストレスが軽減されますように、少しでもお役に立てれば幸いです。

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